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新改訳新約聖書 1965

ヨハネの福音書 15

1 わたしはまことのぶどうの木であり、わたしの父は農夫です。

2 わたしの枝で実を結ばないものはみな、父がそれを取り除き、実を結ぶものはみ な、もっと多く実を結ぶために、刈り込みをなさいます。

3 あなたがたは、わたしがあなたがたに話したことばによって、もう刈り込みが済むん だのです。

4 わたしにとどまりなさい。わたしも、あなたがたの中にとどまります。枝がぶどう の木についていなければ、枝だけでは実を結ぶことができません。同様にあなたがた も、わたしにとどまっていなければ、実を結ぶことはできません。

5 わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもそ の人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れて は、あなたがたは何もすることができないからです。

6 だれでも、もしわたしにとどまっていなければ、枝のように投げ捨てられて、枯れま す。人々はそれを寄せ集めて火に投げ込むので、それは燃えてしまいます。

7 あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまるなら、何で もあなたがたのほしいものを求めなさい。そうすれば、あなたがたのためにそれがかなえ られます。

8 あなたがたが多くの実を結び、わたしの弟子となることによって、わたしの父は栄 光をお受けになるのです。

9 父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。わたしの愛の中に とどまりなさい。

10 もし、あなたがたがわたしの戒めを守るなら、あなたがたはわたしの愛にとどまるの です。それは、わたしがわたしの父の戒めを守って、わたしの父の愛の中にとどまってい るのと同じです。

11 わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、わたしの喜びがあなたがたのうち にあり、あなたがたの喜びが満たされるためです。

12 わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわた しの戒めです。

13 人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていま せん。

14 わたしがあなたがたに命じることをあなたがたが行なうなら、あなたがたはわたし の友です。

15 わたしはもはや、あなたがたをしもべとは呼びません。しもべは主人のすること を知らないからです。わたしはあなたがたを友と呼びました。なぜなら父から聞いたこと をみな、あなたがたに知らせたからです。

16 あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなた がたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがた の実が残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものは何で も、父があなたがたにお与えになるためです。

17 あなたがたが互いに愛し合うこと、これが、わたしのあなたがたに与える戒めです。

18 もし世があなたがたを憎むなら、世はあなたがたよりもわたしを先に憎んだこと を知っておきなさい。

19 もしあなたがたがこの世のものであったなら、世は自分のものを愛したでしょう。し かし、あなたがたは世のものではなく、かえってわたしが世からあなたがたを選び出した のです。それで世はあなたがたを憎むのです。

20 しもべはその主人にまさるものではない、とわたしがあなたがたに言ったことば を覚えておきなさい。もし人々がわたしを迫害したなら、あなたがたをも迫害します。も し彼らがわたしのことばを守ったなら、あなたがたのことばをも守ります。

21 しかし彼らは、わたしの名のゆえに、あなたがたに対してそれらのことをみな行ない ます。それは彼らがわたしを遣わした方を知らないからです。

22 もしわたしが来て彼らに話さなかったら、彼らに罪はなかったでしょう。しかし今で は、その罪について弁解の余地はありません。

23 わたしを憎んでいる者は、わたしの父をも憎んでいるのです。

24 もしわたしが、ほかのだれも行なったことのないわざを、彼らの間で行なわなかった のなら、彼らには罪がなかったでしょう。しかし今、彼らはわたしをも、わたしの父を も見て、そのうえで憎んだのです。

25 これは、『彼らは理由なしにわたしを憎んだ。』と彼らの律法に書かれていることば が成就するためです。

26 わたしが父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来るとき、そ の御霊がわたしについてあかしします。

27 あなたがたもあかしするのです。初めからわたしといっしょにいたからです。