新改訳新約聖書 1965
ヘブル人への手紙 8
1 以上述べたことの要点はこうです。すなわち、私たちの大祭司は天におられる大能
者の御座の右に着座された方であり、
2 人間が設けたのではなくて、主が設けられた真実の幕屋である聖所で仕えておられ る方です。
3 すべて、大祭司は、ささげ物といけにえとをささげるために立てられます。したがっ て、この大祭司も何かささげる物を持っていなければなりません。
4 もしキリストが地上におられるのであったら、決して祭司とはなられないでしょう。 律法に従ってささげ物をする人たちがいるからです。
5 その人たちは、天にあるものの写しと影とに仕えているのであって、それらはモーセ が幕屋を建てようとしたとき、神から御告げを受けたとおりのものです。神はこう言われ たのです。「よく注意しなさい。山であなたに示された型に従って、すべてのものを作り なさい。」
6 しかし今、キリストはさらにすぐれた務めを得られました。それは彼が、さらにすぐ れた約束に基づいて制定された、さらにすぐれた契約の仲介者であるからです。
7 もしあの初めの契約が欠けのないものであったなら、後のものが必要になる余地はな かったでしょう。
8 しかし、神は、それに欠けがあるとして、こう言われたのです。 「主が、言われる。 見よ。日が来る。
わたしが、イスラエルの家やユダの家と 新しい契約を結ぶ日が。
9 それは、わたしが彼らの先祖たちの手を引いて、
彼らをエジプトの地から導き出した日に 彼らと結んだ契約のようなものではない。
彼らがわたしの契約を守り通さないので、
わたしも、彼らを顧みなかったと、 主は言われる。
10 それらの日の後、わたしが、
イスラエルの家と結ぶ契約は、これであると、 主が言われる。
わたしは、わたしの律法を彼らの思いの中に入れ、 彼らの心に書きつける。
わたしは彼らの神となり、 彼らはわたしの民となる。
11 また彼らが、おのおのその町の者に、
また、おのおのその兄弟に教えて、 『主を知れ。』と言うことは決してない。
小さい者から大きい者に至るまで、 彼らはみな、わたしを知るようになるからである。
12 なぜなら、わたしは彼らの不義にあわれみをかけ、 もはや、彼らの罪を思い出さないからである。」
13 神が新しい契約と言われたときには、初めのものを古いとされたのです。 年を経て古びたものは、すぐに消えて行きます。