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新改訳新約聖書 1965

ピリピ人への手紙 3

1 最後に、私の兄弟たち。主にあって喜びなさい。前と同じことを書きますが、これ は、私には煩わしいことではなく、あなたがたの安全のためにもなることです。

2 どうか犬に気をつけてください。悪い働き人に気をつけてください。肉体だけの割 礼の者に気をつけてください。

3 神の御霊によって礼拝をし、キリスト・イエスを誇り、人間的なものを頼みにしな い私たちのほうこそ、割礼の者なのです。

4 ただし、私は、人間的なものにおいても頼むところがあります。もし、ほかの人が人 間的なものに頼むところがあると思うなら、私は、それ以上です。

5 私は八日目の割礼を受け、イスラエル民族に属し、ベニヤミンの分かれの者です。き

っすいのヘブル人で、律法についてはパリサイ人、

6 その熱心は教会を迫害したほどで、律法による義についてならば非難されるところの ない者です。

7 しかし、私にとって得であったこのようなものをみな、私はキリストのゆえに、 損と思うようになりました。

8 それどころか、私の主であるキリスト・イエスを知っていることのすばらしさのゆえ に、いっさいのことを損と思っています。私はキリストのためにすべてのものを捨て て、それらをちりあくたと思っています。それは、私には、キリストを得、また、

9 キリストの中にある者と認められ、律法による自分の義ではなくて、キリストを信じ る信仰による義、すなわち、信仰に基づいて、神から与えられる義を持つことができ る、という望みがあるからです。

10 私は、キリストとその復活の力を知り、またキリストの苦しみにあずかることも知っ

て、キリストの死と同じ状態になり、

11 どうにかして、死者の中からの復活に達したいのです。

12 私は、すでに得たのでもなく、すでに完全にされているのでもありません。ただ捕え ようとして、追求しているのです。そして、それを得るようにとキリスト・イエス が私を捕えてくださったのです。

13 兄弟たちよ。私は、自分はすでに捕えたなどと考えてはいません。ただ、この一 事に励んでいます。すなわち、うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かっ

て進み、

14 キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標を目ざし て一心に走っているのです。

15 ですから、成人である者はみな、このような考え方をしましょう。もし、あなたがた がどこかでこれと違った考え方をしているなら、神はそのこともあなたがたに明らかにし てくださいます。

16 それはそれとして、私たちはすでに達しているところを基準として、進むべきです。

17 兄弟たち。私を見ならう者になってください。また、あなたがたと同じように私たち を手本として歩んでいる人たちに、目を留めてください。

18 というのは、私はしばしばあなたがたに言って来たし、今も涙をもって言うのです が、多くの人々がキリストの十字架の敵として歩んでいるからです。

19 彼らの最後は滅びです。彼らの神は彼らの欲望であり、彼らの栄光は彼ら自身の恥な のです。彼らの思いは地上のことだけです。

20 けれども、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主とし ておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。

21 キリストは、万物をご自身に従わせることのできる御力によって、私たちの卑しいか らだを、ご自身の栄光のからだと同じ姿に変えてくださるのです。