新改訳新約聖書 1965
コリント人への手紙第一 8
1 次に、偶像にささげた肉についてですが、私たちはみな知識を持っているということ なら、わかっています。しかし、知識は人を高ぶらせ、愛は人の徳を建てます。
2 人がもし、何かを知っていると思ったら、その人はまだ知らなければならないほどの ことも知ってはいないのです。
3 しかし、人が神を愛するなら、その人は神に知られているのです。
4 そういうわけで、偶像にささげた肉を食べることについてですが、私たちは、世の偶 像の神は実際にはないものであること、また、唯一の神以外には神は存在しないこと を知っています。
5 なるほど、多くの神や、多くの主があるので、神々と呼ばれるものならば、天に
も地にもありますが、
6 私たちには、父なる唯一の神がおられるだけで、すべてのものはこの神から出てお り、私たちもこの神のために存在しているのです。また、唯一の主なるイエス・キリスト がおられるだけで、すべてのものはこの主によって存在し、私たちもこの主によって存 在するのです。
7 しかし、すべての人にこの知識があるのではありません。ある人たちは、今まで偶 像になじんで来たため偶像にささげた肉として食べ、それで彼らのそのように弱い良 心が汚れるのです。
8 しかし、私たちを神に近づけるのは食物ではありません。食べなくても損にはならな いし、食べても益にはなりません。
9 ただ、あなたがたのこの権利が、弱い人たちのつまずきとならないように、気をつけ なさい。
10 知識のあるあなたが偶像の宮で食事をしているのをだれかが見たら、それによっ て力を得て、その人の良心は弱いのに、偶像の神にささげた肉を食べるようなことになら ないでしょうか。
11 その弱い人は、あなたの知識によって、滅びることになるのです。キリストはその兄 弟のためにも死んでくださったのです。
12 あなたがたはこのように兄弟たちに対して罪を犯し、彼らの弱い良心を踏みにじると き、キリストに対して罪を犯しているのです。
13 ですから、もし食物が私の兄弟をつまずかせるなら、私は今後いっさい肉を食べませ ん。それは、私の兄弟につまずきを与えないためです。