返回目录

新改訳新約聖書 1965

ローマ人への手紙 6

1 それでは、どういうことになりますか。恵みが増し加わるために、私たちは罪の中に とどまるべきでしょうか。

2 絶対にそんなことはありません。罪に対して死んだ私たちが、どうして、なおもそ の中に生きていられるでしょう。

3 それとも、あなたがたは知らないのですか。キリスト・イエスにつくバプテスマ を受けた私たちはみな、その死にあずかるバプテスマを受けたのではありませんか。

4 私たちは、キリストの死にあずかるバプテスマによって、キリストとともに葬られた のです。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中からよみがえられたように、 私たちも、いのちにあって新しい歩みをするためです。

5 もし私たちが、キリストにつぎ合わされて、キリストの死と同じようになっているの なら、必ずキリストの復活とも同じようになるからです。

6 私たちの古い人がキリストとともに十字架につけられたのは、罪のからだが滅びて、 私たちがもはやこれからは罪の奴隷でなくなるためであることを、私たちは知っていま す。

7 死んでしまった者は、罪から解放されているのです。

8 もし私たちがキリストとともに死んだのであれば、キリストとともに生きることにも なる、と信じます。

9 キリストは死者の中からよみがえって、もはや死ぬことはなく、死はもはやキリスト を支配しないことを、私たちは知っています。

10 なぜなら、キリストが死なれたのは、ただ一度罪に対して死なれたのであり、キリス トが生きておられるのは、神に対して生きておられるのだからです。

11 このように、あなたがたも、自分は罪に対しては死んだ者であり、神に対してはキリ スト・イエスにあって生きた者だと、思いなさい。

12 ですから、あなたがたの死ぬべきからだを罪の支配にゆだねて、その情欲に従っては いけません。

13 また、あなたがたの手足を不義の器として罪にささげてはいけません。むしろ、死 者の中から生かされた者として、あなたがた自身とその手足を義の器として神にささげな さい。

14 というのは、罪はあなたがたを支配することがないからです。なぜなら、あなたがた は律法の下にはなく、恵みの下にあるからです。

15 それではどうなのでしょう。私たちは、律法の下にではなく、恵みの下にあるのだか ら罪を犯そう、ということになるのでしょうか。絶対にそんなことはありません。

16 あなたがたはこのことを知らないのですか。あなたがたが自分の身をささげて奴隷と して服従すれば、その服従する相手の奴隷であって、あるいは罪の奴隷となっ て死に至り、あるいは従順の奴隷となって義に至るのです。

17 神に感謝すべきことには、あなたがたは、もとは罪の奴隷でしたが、伝えられた教え

の規準に心から服従し、

18 罪から解放されて、義の奴隷となったのです。

19 あなたがたにある肉の弱さのために、私は人間的な言い方をしています。あなたがた は、以前は自分の手足を汚れと不法の奴隷としてささげて、不法に進みましたが、 今は、その手足を義の奴隷としてささげて、聖潔に進みなさい。

20 罪の奴隷であった時は、あなたがたは義については、自由にふるまっていました。

21 その当時、今ではあなたがたが恥じているそのようなものから、何か良い実を得たで しょうか。それらのものの行き着く所は死です。

22 しかし今は、罪から解放されて神の奴隷となり、聖潔に至る実を得たのです。そ の行き着く所は永遠のいのちです。

23 罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエス にある永遠のいのちです。